僕はビビリんちょである。恐怖を感じるとそれを避けようとしてしまう。そんな僕が何を思ったのかMTBなる乗り物を買ったのである。MTBって乗り物は山の中を走るだけ。その時MTBに怖ーい要素があるなどと想像だにしなかったのである。
MTB復活
MTBで山らしき山に入らなくなって9年が過ぎただろうか。年初めの日の出をラリー友達と二人で見に行ったり、ちょっと六甲山に行く以外はMTBにまたがる日はなかった。長年使っていたSIDショックもとうとう壊れて動きがおかしくなってしまった。(十数年も壊れない方がおかしい?)
でも、山本レーシングに残っていた最後の1本を手に入れることができた。新品のSIDショック。私のイエティがショックを変えただけで見違えるようにカッコ良くなった気がした。
気分を良くして六甲山へ。下りのショックの動きが明らかに違う。楽しい!もっと奥深い山へ行きたくなった。
「どこへ行こう?」私は山と高原の地図を広げ、昔走ってきた山の名前を思い出す。
「後山」14年前にS田氏とM井氏で縦走した山。「ここへ行こう!」
しかしここ数年MTB担ぎらしきものをしていない。体力と腰が持つかな??
番外編 宇都宮山岳三連戦3
いよいよ最終日。今日は榛名山、赤城山などどこかで聞いたことがある山を越えていく。今日のコースはいきなり長い下りから始まるので、昨日みたいに最初からギリギリにはならないと思っていたのであるが…。とにかく僕らは絶対完走するつもりで宿を出た。
番外編 宇都宮山岳三連戦2
二日目の朝がやってきた。当初スタートは昨日ゴールしたロマンチック村にする予定だったらしいが、実際は昨日と同じ宇都宮森林公園だった。昨晩ロマンチック村で宿泊をした人たちも、もれなくゴルフ場の坂を登ってスタートまでいかねばならず、やはり何か仕組まれている気がしてならない。
スタートに着くと、ちょうど先発の5時スタートの人たちが出発しているころだった。
今日のコースはいきなり登りから始まる。60kmぐらいは登りばかりが続く。その登りだけでも凄いというのに、今日のゴールはあの国道最高地点の渋峠の山頂がゴールだった。ほんとにこんなコース走れるのだろうか?
番外編 宇都宮山岳三連戦1
標高1000m以上を4回も登るのが初日のコースであった
2011年7月16日。僕らは宇都宮にいた。この三連休を使って、毎日200kmのブルべが開催されるのだ。毎日200kmを走る生活は、あのアメリカの毎日を思い出して少しワクワクとしたが、今回のブルべはただのブルべではなかった。山岳ブルべという名の通り毎日とんでもない山ばかりを走るのである。ルートプロフィールを見ると本当に走れるのだろうかと思った。走るだけならいいが、ブルべなので時間制限がある。ほんとにクローズに間に合うんだろうか?久々にそんな不安を抱きながら山岳三連戦は始まろうとしていた。