12月に怪我をして、1ヶ月自転車に乗れなくなりました。幸いにも怪我をしたのは手首なので、歩くことはできます。それでは山歩きにでも行きましょう。
加古川の播磨アルプスと呼ばれている高御位山。標高304mと低い山だが、小さい山が連なり高砂から加古川まで縦走することができます。大部分が岩場で展望は良い。山登りなんて中学のハイキング以来だというM氏を連れて何年かぶりの高御位山へ、成井高御位神社から階段の道を登っていきます。けもの道のルートもあるが、山頂まで続く階段はなかなかのトレーニングになります。調子に乗って二段飛ばし、三段飛ばしなどとやると、心拍はバクバクで太ももはパンパン。今日は北風が強く、気温も低いが汗が吹き出てきました。
加古川の街を見下ろせる岩棚に着くと、そこが山頂です。山頂には神社が祀られていて、1月1日の初日の出には地面が見えないほどの人で埋め尽くされます。M氏と神社で手を合わせて、西尾根へと進む。斜面が一枚岩という所があり、 慎重に下らないと滑り落ちてしまいそうでした。
小さい山を登ったり下ったりしながら、桶居山分岐まで行く。ここから絶壁の様な山を登り姫路へ行くルートもある。しかし、私たちは鷹ノ巣山方面へと進む。
向こうの方まで尾根道が続く
「こんな所に連れてこられるとは思わんかった。」
M氏の一言。
「でも、見晴らしはめちゃくちゃいいやろ?」
鹿嶋神社手前の百間岩の手前に出る。斜面全体が岩で初めて来るとビビる。所々に方向を示すペイントが付いている。トレランの人をたまに見かけるが、飛ぶように下っていく。(ヒエ~~~)
下りきると鹿嶋神社の手前の展望台に着く。ほとんどのハイカー達はここから鹿嶋神社へ降りてバスで帰る。でも私達はさらに足を伸ばして曽根駅方面に行く。植林が多い展望の悪い山だが、ここがまた足にくるのです。
鹿嶋神社へは行かず、さらに登る・・
そして3つほどのピークを過ぎると、豆崎登山口という標識のある所に出る。そこからしばらく舗装の道を走って、北池登山口に向います。
その登山口から再び山へと入り、中塚山を目指します。ところがこんなところでもロストの女王である私は本領を発揮してしまい、どんどん藪の中へと入っていってしまいました(汗)。
M氏一言・・
「こんなに登ると思わへんかった。ショボイ山って言うとったから・・。今どこかもわからんし・・。」
「もうひとつ山登ったら、高御位山が見えると思う・・。」
薮を抜けてなんとか頂上へ・・
今度は高御位山目指して下り始める。すると一人のハイカーが前から現れた。
「あれ?君ら高御位で見かけた人と違う?」
私たちの方から登る人はあまりいないので、目立ったのかもしれない。
最初に登った高御位が見えた!!
そして再び一枚岩の山。ペンキのペイントの示している方向に登っていくと、最初に登った高御位山へとたどり着いた。たどってきたルートを描くと、山の尾根を伝って大きく円を描いた形で戻って来たことになる。
4時間の山歩き。それは自転車とは全然違う筋肉を使う。私もM氏も、1週間歩くことすらまともにできないほどでした。
数日後、私は神戸のスポーツ店にあるトレランシューズを見つけ、思わず買ってしまいました。そしてリハビリどころか、さらに遊ぶ範囲を増やしてしまう羽目に・・・。